外国籍の賃貸契約拒否問題について、様々な分野の専門家にご意見をいただきました。

この問題について

「国籍を理由に賃貸契約を拒否するのは、何が問題なの?」

「差別や問題ではなく、商売の一環なのでは?」

と思う方もいるでしょう。

有識者の方々の意見を読み、どのような問題なのか、一緒に考えてみませんか。

VNHnyUZGatkt7SZ1720696364_1720696392.png

杉原 由美

慶應義塾大学准教授

専門分野:応用言語学、日本語教育、多文化/異文化間教育

日本社会で外国籍の人々が賃貸住宅を借りようとする際に困難が生じることは、 私の専門領域である日本語教育の関係者であればほぼ誰でも知っていることだ。 一方で、日本政府は労働力不足を補うべく日本で働いてくれるよう海外にアピールし、 「選ばれる国」となろうと今まさに努力しているところだ。

この矛盾に向き合って状況を変えるために、何が必要なのだろうか? 草の根から日本社会を変えようという、Project SUMICAに希望を託したい。